様々な情報がネットに転がっている中、本当に健康に良い食事とはどういった食事なのか分からなくなってしまいます。
今回は科学的な根拠を元に健康的な食事を考察していきます。
最後のまとめでは健康に良い食事と悪い食事のリストも載せているので是非最後まで見ていってください!
※健康的な食事を習慣化させる方法も書いています。楽しんでもらえたら幸いです。
名著『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』から抜粋
『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』を参考に一部引用していきたいと思います。
この本は、科学的なエビデンスをもとに健康的な食事を紹介しており、他の健康本に比べて根拠の強さが一線を画している内容になっています。
本書の中で、『健康に良い食事』とはがんや脳卒中になどの病気になりにくく長生きできるような食事のことを表しています。
著者は健康に良い食事を5つ、健康に悪い食事を3つに絞りました。
健康に良い食事
・野菜/果物
・茶色い炭水化物
・オリーブオイル
・ナッツ
・白い炭水化物
・バターなどの飽和脂肪酸
アメリカ、英国、北欧の国々で行われた研究を統合した78万6000人のデータを用いたメタアナリシスによると、1日70gの茶色い炭水化物を摂取したグループは、茶色い炭水化物をほとんど食べないグループと比べて死亡率が22%低かったそうです。
腸内環境を整える食事で健康に
健康になるためには、腸内環境の改善も重要です。
慶應大学医学部とニューカッスル大学の研究チームが1554名の85~110歳を対象にテロメア長および、炎症が長寿のメカニズムと関係しているかについて調べた研究を行いました。
長寿者の中でも特に炎症が低いグループは、認知機能と生活の自立をより長い期間保持しているということが明らかになりました。
つまり、健康的に長生きするためには炎症を抑えることが非常に重要だということがわかります。
炎症を減少させる方法として腸内環境をよくすることが効果的です。
腸内環境の悪化により腸の細胞に細かい穴が開いてしまう、リーキーガット という症状があります。
リーキーガット になると腸の穴から有害物質が血管に侵入し、体内のあらゆるエリアで慢性的な炎症を引き起こします。
炎症を抑えることは長生きするために重要な要素なので、慢性的な炎症を引き起こすリーキーガット は非常に危険です。
腸内環境を改善すればリーキーガット を防ぐことができ、慢性的な炎症を抑えることができます。
加えて、腸内環境を改善することでダイエット・疲れの軽減・メンタル改善・アレルギー改善にも効果があることがわかっています。
では、どうやって腸内環境をよくすれば良いのでしょうか
詳しくは下記記事に書いているので、今回は記事から腸内環境を良くする食材を抜粋して掲載します。詳しく知りたい方は『腸内環境を整える習慣』の記事を読んでみてください!
腸内環境をよくするために必要な食材はプロバイオティクス とプレバイオティクスです。
・プロバイオティクスとは有用な腸内細菌のことで善玉菌と呼ばれるものになります。
・プレバイオティクスとはプロバイオティクス を増やす餌のことです。主に食物繊維とオリゴ糖から摂取できます。
プレバイオティクス は食物繊維とオリゴ糖から摂取することができます。
食物繊維が豊富に含まれている食材ですと、
・リーキーガット とは腸の細胞に細かい穴が開いてしまい、有害物質が血管に侵入することで体内のあらゆるエリアで炎症を起こすこと
・腸内環境をよくするために必要な食材はプロバイオティクス とプレバイオティクス
続けるためのアクションプラン
まずは食べないものを決め、その代わりに何を食べるかを決めていきましょう。
カナダのラヴァル大学の研究では、食べないものだけを決めるよりも、代わりに何を食べるかを決めた方がダイエットの成功率が高かったそうです。
健康的な食生活を続けるためにもこのやり方を真似るのが良いと思います。
健康に良いものと悪いものをまとめたリストを参考に貼ります。
これを参考に食べないものと、代わりに何を食べるかを決めていきましょう。
健康に良い食べ物
~を食べない代わり~を食べる【具体例】
→魚・鶏肉・納豆・キムチを食べる
→蕎麦・玄米・全粒粉パン・野菜・バナナを食べる
→オリーブオイル・ヨーグルト・玉ねぎ・ニンニクを食べる
・パーティーやバイキング
→なるべく行かない
→魚や野菜を中心に食べる
→お皿いっぱいに野菜をまずとる
・急なラーメン欲求
→外出先では変わりになるものをあらかじめ決めておく。蕎麦など
→家にいる場合は代わりになるものを準備しておく
自分のライフスタイルに合わせて、対策を考えてみてください。
ラーメン屋さんの前を通るというきっかけでラーメンを食べてしまった。
→ラーメン屋さんの前を通らない
白米を大盛り食べてしまう
→白米は友達にあげて、玄米しか置いておかない
まとめ
健康に良い食べ物
・偶然性プランニングを使って未然に失敗を防ぐ
・健康的な食事を取れたかどうか毎晩100点で記録。改善案を考える
・悪い習慣を断ち切るコツは『きっかけをなくすこと』・『行動を難しくすること』
参考文献
鈴木祐(2018),『最高の体調』, クロスメディア・パブリッシング出版.
津川 友介(2018),『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』, 東洋経済新報社 出版.
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習慣化ラボ編集部
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