この記事を読むことにより、失敗を減らす計画の立て方を学べます。
偶然性プランニングとは・効果
偶然性プランニングは、作業をやる際に邪魔が入ってくることを想定して、予め対策を立てておくことを言います。
ロンドンビジネススクールの研究で187人のビジネスマンを対象にモチベーション・生産性について観察しました。
2グループに分けられます。
・よくある時間管理法で予定を立てる
・よくある時間管理法で予定を立てる + 偶然性プランニングを使う
※よくある時間管理法とは
・To Doリストを作る
・タスクの優先順位をつける
・カレンダーに詳細に時間を指定する
などの方法のことを指しています。
結果は、仕事の邪魔が入らない場合はどちらもモチベーション・生産性に違いはない。
仕事の邪魔が増え始めると(1日の労働時間の20%くらい)、偶然性プランニングを使ってないグループは生産性・モチベーションが低下。
偶然性プランニングを使ったグループは生産性・モチベーションに低下が見られなかったそうです。
つまり、偶然性プランニングを使うことによって生産性が高まり、目標達成率も上がるということが言えると思います。
方法
①やるべき作業をリストアップしていきます。
②その作業について、どのような中断が起きそうか想定してリストアップします。
③中断に対応する方法を考えてリストアップします。
この方法を使って対策を立てることにより、作業中の邪魔に強くなります。
※偶然性プランニングを使っても失敗することもあると受け入れることも重要です。
失敗した時も落ち込まずに、失敗した原因を明確にして対策を立てます。
対策を繰り返し、習慣を自分の物にする事が重要です。
偶然性プランニングに加えて、失敗した時にその都度対策を立てることによって目標達成率の向上につながります。
偶然性プランニング_具体例
参考にしていただけると幸いです。
・スマフォの電源を切る
・LINE,youtube,instagramなどのアイコンを5~10スクロールしないと届かない位置におく
・通知を切る
・信頼している人に渡しておく
・仕事用のスマホとプライベート用のスマホに分ける
・通知を切る
・電話・メールは何時に返しますと宣言しておく
・更新通知をオフにする
・twitter,instagramも見るきっかけになるので、それらのアイコンも遠くへ移動する
④中断:ラーメン(食べないと決めているもの)を食べたくなる
・代替となる食べ物を決めておき、それを食べる
・ラーメン屋の近くを通らない
・水を500ml飲む
・ジムと契約
・家でも出来る代替の運動を用意しておく
・やる気が上がっている状態が珍しいと認識する
・瞑想をする
・やる気が出ない理由を書き出す
・セルフコンパシッションを行う
・長期目標を書き出す
・昼寝する
・眠くならないための、お昼ご飯を決めておく(バナナだけなど)
・要素を分解して書き出す
・ハードルが低いところから始める
・ガムを噛む
・深呼吸を繰り返す
・ニコチンパットを貼る
・それでも失敗はするので、その都度対策を繰り返す
参考文献
https://yuchrszk.blogspot.com/2019/05/blog-post_7.html
https://psycnet.apa.org/record/2017-52058-001
弁護士指導の元、原著作物の表現に対する複製・翻案とはならないよう構成しております。
しかしながら、もし行き届かない点があり、記事の取り下げなどご希望される著作権者の方は、お手数お掛けしまして恐れ入りますが、下記のメールアドレスにご連絡いただけますと幸いです。
Mail:info@haihai-corp.jp
習慣化ラボ編集部
一つでも実践できる知識がありましたら幸いです。