糖質制限_効果
低脂肪グループ:脂肪の摂取量を1日の総カロリーの3割以下にする。
糖質制限_デメリット
人間の3大栄養素はタンパク質・脂質・糖質と言われています。
本当に3大栄養素である糖質をカットしても大丈夫なのでしょうか?
結論から先に言いますと、適度にやる分には問題ないですが超低糖質な食事をすると体に悪影響が出ます。
東北農学院農学研究科の都築毅准教授らの研究グループが糖質制限と老化の関係性を調べるために動物実験を行いました。
寿命が1年程度のマウスを与える餌ごとに3グループに分けました。
・脂肪の多い餌
・糖質制限食(炭水化物を減らして、タンパク質を増やした食事)
・糖質制限食を食べたマウスは標準的な餌を食べたグループに比べ記憶力が半分に低下していた
・糖質制限食を食べたマウスの腸内では、悪玉菌が増加し善玉菌が減少した
最適な炭水化物摂取量
ゆるやかな糖質制限が良いと思われますが、どのくらいの基準がゆるやかな糖質制限なのでしょうか
『最高の体調』の著者でもあり、16才のころから年に5,000本の科学論文を読んでいる鈴木祐さんは、1日の炭水化物の最適量は総摂取カロリーの30〜50%だとブログに書いています。
2000年の論文でサン人やハッツァ族など9つの狩猟採集民の暮らしを調べたデータを分析したところ、ほとんどの狩猟採集民は根菜類や野菜から炭水化物を摂取しており、平均で総摂取カロリーの30〜50%を炭水化物でまかなっている部族が多いそうです。
狩猟採集民は糖尿病や肥満になることもない超健康体です。
もちろん、よく動いているから健康体だという理由もあると思いますが、炭水化物をある程度食べても超健康体になれることを示した良い事例だと思います。
このことから、1日の炭水化物の最適量は総摂取カロリーの30〜50%をおすすめします。
下記に1日にとるべき糖質の目安を載せておきます。
男性:平均摂取カロリーが2200kcalだと仮定した場合
→1日の糖質摂取量:660~1100kcal
女性:平均摂取カロリーが1800kcalだと仮定した場合
→1日の糖質摂取量:540~900kcal
継続しやすいおすすめのアクションプランは
・ご飯の量を半分にする
・3食のうち1食だけ糖質制限する
・シメで麺を食べない
などになります。
他にも、炭水化物自体を健康に良い炭水化物に変えることで良い健康状態を保つという方法もありますので取り組んでみてください。
茶色の炭水化物は基本的に健康に良いです。
・白米を玄米にする
・ラーメン/うどんではなく、蕎麦を食べる
まとめ
・糖質制限はダイエットに効果がある
・極端な糖質制限はダメ。ゆるやかな糖質制限を目指す
・1日の炭水化物の最適量は総摂取カロリーの30〜50%
参考文献
https://brain-gr.com/tokinaika_clinic/blog/health/extreme-carbohydrate-restriction/#i-2
https://toyokeizai.net/articles/-/296830?page=2
弁護士指導の元、原著作物の表現に対する複製・翻案とはならないよう構成しております。
しかしながら、もし行き届かない点があり、記事の取り下げなどご希望される著作権者の方は、お手数お掛けしまして恐れ入りますが、下記のメールアドレスにご連絡いただけますと幸いです。
Mail:info@haihai-corp.jp
習慣化ラボ編集部
一つでも実践できる知識がありましたら幸いです。