パフォーマンスは儀式で向上させる時代です【プレ・パフォーマンス・ルーティン】

「集中力を維持することができない」

「邪魔が入ると集中ができなくなる」

「いつもと違う環境だと集中できない」

「本番で余計なことを考えちゃって集中できない」

 

今回は、いつでも良いパフォーマンスができるようになるために使われているテクニック。

『プレ・パフォーマンス・ルーティン』を活用して集中力の練度を上げるコツを紹介します。

 

結論から先に言います。

自分が集中する前に行いたい動作と、集中力の度合いを100点満点で点数をつけて記録すること
これが効果的です。
詳しくみていきましょう。

プレ・パフォーマンス・ルーティンとは

一言で表すと、

パフォーマンスをする前に行う一連の儀式
のことです。
例えば、ラグビー日本代表の五郎丸選手はキックをする前に『五郎丸ポーズ』をします。
これがプレ・パフォーマンス・ルーティンです。
一連の儀式を行うことによりパフォーマンスが安定するのです。
つまり、『五郎丸ポーズ』をすることによりキックが安定するということになります。
「果たしてこれは本当なのでしょうか?」
「別にルーティンをやらなくても結果は変わらないんじゃないか」
「アスリートだから効果があることではないのか」
そういう疑問が出てきます。
プレ・パフォーマンス・ルーティンが本当に効果があるのかみていきましょう。

プレパフォーマンスルーティンの効果

2017年の山口県立大学の研究では、非アスリートである健常な女子学生13人(21 ~ 22歳)を対象にプレパフォーマンスルーティンが集中力や作業成績の向上に繋がるかどうかを実験しました。

ルーティンは下記3つから選択してもらいます。

・袖をまくる
・手を組む
・腕を組む

どれも誰でもできる非常に簡単な動作です。

これらルーティンを行った後にダーツ、計算または記憶の作業が課されました。

脳波を測定した結果、ルーティン動作によりダーツと記憶作業中の集中力が増したそうです。

加えて、ダーツの精度が向上したとのことです。

つまり、何か集中したい作業がある時は非アスリートでもプレパフォーマンスルーティンを組み込むと集中力が上がる可能性があります。

ルーティンも『袖をまくる』などの非常に簡単な動作なので簡単に取り組みやすいと思います。

習慣化への効果

習慣はきっかけ→行動→報酬のサイクルを繰り返すことで構築されます。

チャイムが鳴る → ご飯を食べる → 満足する

を100日ほど繰り返すとチャイムが鳴った時点で無意識にご飯を食べる行動に移るようになります。

チャイムが鳴っているのにご飯を食べれないと違和感を感じるほどになります。

なので、きっかけを明確にして繰り返すことは習慣化する上でとても意味のあることです。

プレパフォーマンスルーティンを行うことはきっかけを明確にすることであり、集中する習慣が身につくことを促進してくれる要素でもあります。

実際にどうやって集中力を上げるか

五郎丸選手の例を参考に、集中力を上げるプレパフォーマンスルーティンの活用方法を考えていきます。

五郎丸選手は「いかに正確にキックを蹴るか」と同時に、「いかにルーティンを正しく行うか」の訓練もしていました。

それは、プレパフォーマンスルーティンがきちんとできていたか、毎日点数をつけるという作業を行うほど徹底していました。

これを参考にすると、

『自分が集中する前に行いたい動作と集中度合いを100点満点で点数をつけて記録』をすることが集中力を上げるのに良いかと思います。

※効果的な記録のやり方を解説した記事があるので良かったら覗いてみてください。

集中する前のルーティンも記録するというのが新しいですね。

プレパフォーマンスルーティンは、ちゃんとできたかチェックを入れるだけでも意識する頻度が多くなるので十分だと思います。

プレパフォーマンスルーティンの記録はチェックだけでも良い

 

プレパフォーマンスルーティンは人それぞれ違います。

自分にあったプレパフォーマンスを見つけるのがベストですが、自由に選べると逆に難しくなると思うので何個か候補を用意してみました。

集中する前のおすすめプレパフォーマンス

・深く深呼吸を5回する

→深呼吸は心を落ち着ける効果があり、集中力が増す。

・マインドフルネスをする

→集中力・生産性・幸福度がupする。詳しくは記事にて

・頭に指を当てて10秒数える

・姿勢を正す

ここら辺を取り入れてみると良いです。

 

プレゼンや試合などの本番があるときはプレパフォーマンスルーティンを取り入れながら練習を行い、本番でも同じようにやることで緊張の緩和・集中力の維持につながると思います。

 

プレパフォーマンスルーティンを入れることで日々の集中力の改善に役立つことを願っております。

まとめ

・プレパフォーマンスルーティンとはパフォーマンスをする前に行う一連の儀式

・『自分が集中する前に行いたい動作と集中度合いを100点満点で点数をつけて記録』すると集中力の練度が上がる。

 


いかがだったでしょうか?
集中力upのヒントになれば幸いです。

当サイトでは参考資料および、動画を元に考察して記事を制作しております。
弁護士指導の元、原著作物の表現に対する複製・翻案とはならないよう構成しております。
しかしながら、もし行き届かない点があり、記事の取り下げなどご希望される著作権者の方は、お手数お掛けしまして恐れ入りますが、下記のメールアドレスにご連絡いただけますと幸いです。
Mail:info@haihai-corp.jp
【ライタープロフィール】
習慣化ラボ編集部
習慣化に役立つ知識をお届けします。
一つでも実践できる知識がありましたら幸いです。

【習慣化マニュアル大全:無料PDF配布】

「分かっているけど続かない」

そんな悩みを解決する習慣化の秘訣が詰まったPDFを無料配布中!

無料PDFを受け取る