ミラーニューロン細胞とは
ミラーニューロン細胞とは、他の人の真似をする細胞です。ものまね細胞とも呼ばれます。
ミラーニューロンとは、鏡を見ているかのように、他の個体の行動を見て、自分自身までも同じ行動をとっているかのように反応をする、高等動物の脳内の神経細胞を指します。
イタリアのジャコモ・リゾラッティを中心とした神経生理学者のチームが初めてミラニューロン細胞を確認しました。
サルの脳が実験に使われており、サル以外には、鳥類や人間にも存在しているのではないかと推測されていますが、人間にミラーニューロンが存在するという確証はまだありません。
しかし、イライラしている人を前にすると、イライラしてしまったり、悲しい顔を見ていると、自分も悲しくなったり、親しい人の口癖がうつったりすることがあります。
これはミラーニューロン細胞が働いているからかもしれません。
モチベーションupの仕組みに応用
まだ解明途中の『ミラニューロン細胞』ではありますが、習慣化で大事なモチベーションの維持に応用できないかと思い、活用例を提案させていただきます。
コピー先を見つける
自分が目標としていることを行っている人の近くに行くことに努めましょう。
・塾の先生
・一番勉強のできる友達
・仕事のできる上司
など、身近にいる尊敬できる人の近くにいることで、自然とミラーニューロン細胞が働いて真似をするようになります。
積極的に自分が成果を出したい分野のプロに会いにいくようにしましょう。
努力の基準も上がりますし、モチベーションも上がってきます。
「そんな人なかなか見つからない」
「見つかってもつきっきりで作業を一緒にできるわけではない」
というケースも多いと思います。そこで、代替となるテクニックを紹介させていただきます。
動画でミラニューロン細胞を活動させる
勉強をやりたいが、そんなにモチベーションが出ない場合は勉強をやっている人の動画を見ながら一緒に作業してみましょう。
youtubeで、study with meと検索すると勉強をしている動画がたくさん出てきます。
他の人が勉強しているところを見ることで、ミラーニューロン細胞が活性化。勉強のモチベーションが上がるかもしれません。
ちなみに、これをするとスマフォも触れなくなるので勉強中にスマフォ をいじってしまうのを辞めたい方には一石二鳥です。
※「調べ物を携帯でするから困るよ」という方は昔持っていた携帯や、PCで調べ物をすることをおすすめします。
online自習室というサービスもあります。
勉強を頑張っている人達が、それぞれ自分の手元動画を映すことによって相互監視ができ、ミラニューロン細胞の力も働いて集中力を維持できるといったサービスになります。
自宅と塾で切り替えが難しい学生さんや、仕事場と家で切り替えが難しい社会人の人は是非一度利用してみるのもありだと思います。
My room Neoというonline自習室では学生さんだと1ヶ月900円で利用できます。
※社会人の方ももちろん利用可能です。
1日換算すると約30円です。自宅での時間の質(だらだらしないで集中する時間)が1日30円で向上するので自己投資としておすすめです。
2週間無料ですので是非参加してみてください。
ダイエットならHIITの動画を見て運動することがおすすめです。
ミラニューロン細胞が働いて、真似をするので勝手に体が動きます。
加えて、早いやつだと5分で終わるので忙しい人にもおすすめです。
子供の教育面でも、ミラミューロンを活用できるそうです。
脳医学者・東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之先生によると、子供に質の高い動画をたくさん見せることで将来の可能性が向上することもあると言っています。
※質の高い動画とは、プロのピアノの演奏や、プロのサッカーのプレイや、失敗談や成功談の伝記などが挙げれます。
出来るだけ、分野のトップがやっている人の動画を見せましょう。
ミラーニューロン細胞_おまけ
イライラしている時の対処法としてもミラーニューロン細胞は機能します。
イライラしている時のテクニックとして、客観的に自分を捉えることが重要だとされています。
自分が怒っている時は、相手のイライラがミラーニューロン細胞によって伝染して怒っていることも考えられます。
対人関係でイライラしている時は「ミラーニューロン細胞が働いている」と考え、客観的に捉えることによって怒りを治めましょう。
『ミラーニューロン細胞』を活用して、モチベーションが少しでも向上してもらえると幸いです。
参考文献
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000042945.html
https://biz-shinri.com/dictionary/mirror-neuron
弁護士指導の元、原著作物の表現に対する複製・翻案とはならないよう構成しております。
しかしながら、もし行き届かない点があり、記事の取り下げなどご希望される著作権者の方は、お手数お掛けしまして恐れ入りますが、下記のメールアドレスにご連絡いただけますと幸いです。
Mail:info@haihai-corp.jp
習慣化ラボ編集部
一つでも実践できる知識がありましたら幸いです。